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2024年世界マスターズ水泳選手権に向けて小谷実可子が初の混合デュエットに挑戦

2023年8月に開催された世界マスターズ水泳選手権(福岡)で、アーティスティックスイミングのソロ・デュエット・チームの3種目に出場し、全ての種目で金メダルを獲得した小谷実可子。

 

30年ぶりに競技復帰を果たし、目標としていた1988年ソウルオリンピック(銅メダル)以上の成績を残すことができ、完全燃焼かと思われたが…2024年2月に開幕予定の世界マスターズ水泳選手権(ドーハ)で、自身初となる混合デュエットに挑戦することを発表した。小谷は、

 

「福岡の世界マスターズ水泳選手権では目標だった3つの金メダルを獲得することができました。しかし大会終了後も、ここまで作り上げた体とか色々なものをゼロにしてしまうのはもったいないなという思いがありました。でもソロでドーハに行くのは寂しいし、福岡大会でデュエットを組んでいた藤丸真世さんもタイミング的に難しいのが分かっていました。

 

そんな時に、誕生日が一緒だった安部篤史(※2019年世界選手権・混合デュエット銅メダリスト)さんと組んだら、“2人合わせて丁度100歳になるかも?”と思って聞いたら、来年42歳になることが分かって『混合デュエットやってみる?』とオファーしたんです」

 

2人の誕生日は偶然にも8月30日。そして、マスターズは試合開催年の12月31日時点の年齢で出場カテゴリーが決まるため、2人合わせて100歳になることが出場の決め手となったという。加えて、アーティスティックスイミング界の男子選手たちをもっと盛り上げていきたいという小谷さんの想いが、安部さんと一致したことでドーハ大会に2人で挑むことになった。

 

練習は週1~2回を予定していて、小谷さんが兼任講師を務める立教大学のプールなどを使用し、約4カ月後の本番に臨む。初の混合デュエットに“ワクワク”していると明かした小谷、“世界マスターズで4つめの金メダルを獲得”するという新たな目標に向かってスタートを切った。

 

練習時の動画はこちらから。