【休養・疲労回復サポート】リカバリー専門会社「Recovery Adviser」
スポーツビズと連携している休養・疲労回復のサポート会社「Recovery Adviser」。多くのアスリートやスポーツチームの競技力向上をめざした休養サポートを行う代表の福田英宏(ふくだ・ひでひろ)さんに、『提供しているサービス内容』、『休養や疲労回復についての悩み』などについて、お話を聞きました。
-提供しているサービス内容について教えてください。
福田さん:アスリートの方に向けては、デバイスを用いながら、自律神経の計測器(※スマートパルス:ストレス測定、自律神経のバランス、血管健康分析などを行える)と睡眠の計測器(ウェルネー・スリープ)を使用して、それに対してカウンセリングをしていきます。
私は数値を可視化することを大切にしています。ヒアリングをすると、アスリートの方でも睡眠日誌みたいに『よく眠れた〇』みたいに主観で眠れたか、眠れなかったかを記載していて…それだけだと、睡眠時に本当に体が休めているのかどうか分からないんですよね。だからこそデータできちんと見て、改善をしていくというのが大切です。
そのなかで自律神経が疲労の原因となっているので、計測器で自律神経のバランスを見ていきます。アスリートの方は、どうしてもオーバーワークになってしまいがちなんです。コーチや監督などは、運動を指導するのが仕事なので『休む』ことを指導する人は、ほとんどいません。コンディションが悪い時には改善させようとして、さらに練習をさせてしまう傾向にあります。でも疲労が溜まっているときには、改善できないですよね。
データを可視化することで、その疲労度具合も分かります。加えて『自身が疲れている』、『疲労が溜まっている』という主観とデータが合っているのか? というもの重要です。
-どのようなアスリートの方にアドバイスをしていますか?
福田さん:陸上選手や競泳選手など、個人競技の方へのアドバイスが多いですね。現在は、チームスポーツも増えてきていて、Jリーグなどのチームなどにもセミナーを行っています。
-休養や疲労回復についての悩みや相談はどのようなものがありますか。
福田さん:『疲労が残る』、『パフォーマンスが十分に発揮できない』、『よく眠れない』などの悩みや相談が多いですね。疲労は体で感じるものではなく、脳で感じるものなんです。脳の中で自律神経が酷使されること、それが疲労の原因になります。
自律神経の交感神経(活動的)・副交感神経(休む)のスイッチが、休む神経の副交感神経に上手くいかないと疲労が溜まっていってしまいます。それは、スポーツをハードにおこなったり、携帯電話の使い過ぎや明るい照明の中で生活したりと交感神経が優位になりすぎていることが原因です。年齢では男性だと30歳くらいから、女性だと40歳くらいから、この休む神経、副交感神経にスイッチしにくくなっています。
脳に老廃物が溜まる、それを掃除するのが睡眠です。それがキレイになったら新しい知識もきちんと入りますし、トレーニングもきちんとできるようになります。
-最後に、スポーツビズに所属しているからこそのメリットを教えてください。
福田さん:もし『眠れていない』と感じているアスリートの方がいたら、早めにデータを取ることをオススメします。相談していただければ、すぐに計測して可視化することができますので、様々なアドバイスができると思います。一度気軽にご相談していただければ嬉しいですね。
(プロフィール)
福田英宏(ふくだ・ひでひろ)
早稲田大学大学院スポーツ科学研究科卒業後、株式会社Recovery Adviserを立ち上げ「休養」や「疲労回復」の専門家として、多くのスポーツ選手に「リカバリー理論」を指導。睡眠改善インストラクター (日本睡眠改善協議会認定資格)や温泉入浴指導員(厚生労働省規定資格 )などの資格を保有し、休養や健康関連を展開する企業のコンサルティングも手掛ける「疲労回復の専門家」として活躍している。