【メディカルサポート】Wellness パーソナルドクター

スポーツビズと連携している『Wellness パーソナルドクター』。サービスを提供している株式会社ウェルネス代表取締役の中田航太郎(なかだ・こうたろう)さんに、『サービス内容』、『アスリートの方が利用する場合のメリット』などについて、お話を聞きました。
-提供しているサービス内容について教えてください。
中田さん:『Wellness パーソナルドクター』は、2021年4月からサービスを開始しました。これはWellnessアプリに蓄積したパーソナルな健康データをもとに、パーソナルドクターから将来的な病気の予防や日々の健康管理に関するさまざまなアドバイスを受けることが可能です。
【パーソナルトレーナーのお医者さん版】だと考えていただければ分かりやすいと思います。お客様の健康データを読み解き、予防医学について最適なアドバイスを行えるパーソナルドクターが所属し、お客様の健康管理を担当します。
お客様には、健康診断のデータや日々の睡眠データ、歩行データ、家族の病歴、現在服用中の薬やサプリメントなど、多様なデータをWellnessに連携していただき、それらをすべてWellnessアプリで管理します。
そして、パーソナルドクターがその情報を分析し、将来的な健康リスクも鑑みながら日々の食事や運動に対してアドバイスを行い、必要であれば最適な検査や受診すべき医療機関の提案とサポートも行います。
基本的にはアプリでチャットコミュニケーションを取っていただきますが、3カ月に一度、リアルな場またはビデオにてFace-to-Faceでの面談も実施しています。アプリで、不安なことがあれば365日いつでもパーソナルドクターに相談できるようにしています。
-どのようにサービスを開始すれば良いでしょうか?
中田さん:まず無料のカウンセリングを受けてもらいます。そこで現在の状況、どれくらいの検査を行っているのか、食事、運動、症状の有無などをヒアリングしながら、どのようにサポートができるのかを提案し、利用の可否を決めていただきます。
現在、スタンダード(※常に健康でいたい方に現役のドクターが考えるベストな予防プラン)、ベーシックA(※検査は受けているが、病気がないかのチェックだけで終わってしまっている方)、ベーシックB(※健康には比較的自信はあるが、万一のブラックスワンに備えたい方)といった3つのプランを用意しており、月額3万3000円(ベーシックA、B)と月額5万5000円(スタンダード)に分かれています。
そして、お客様向けのベストなWellnessプランにご納得いただけたら、Wellnessアカウントにご登録いただきます。契約書の締結・アプリのダウンロード等、サービス開始のためのセットアップを行い、サービスが開始されます。
-アスリートの方が利用する場合のメリットを教えてください。
中田さん:現在、個人・法人を合わせると、約3000名の方にご利用いただいています。その中には、陸上選手やトライアスロンの大会に出ている方など、真剣にスポーツに取り組んでいる人などもいます。
特にアスリート方は、運動面はもちろん食事についても気を使っているので、健康体だと思ってしまうことが多いです。やはり食事や運動で防げるものはありますが、全く関係ない病気もあるので、それをきちんと調べられることが一番のメリットになると思いますね。
あとは、アスリート特有の注意点があったりします。実際にあったことなのですが、アスリートの方は体を動かしているので、常に筋肉痛。そうすると痛みがマスクされてしまったりするんですよね。アスリートの方で、ずっと筋肉痛だと思い痛みに耐えていた方がいましたが…パーソナルドクターとヒアリングし、検査を受けてみたら内臓の炎症だったということがありました。
またアスリート方は遠征などもあると思うのですが、もし現地で調子が悪くなったときでもチャットアプリを使用し、24時間すぐに医師に相談ができるところも気に入ってもらっています。
(プロフィール)
中田航太郎(なかだ・こうたろう)
1991年4月生まれ。4歳の時に喘息で入院した際、担当医への憧れから医師を志す。東京医科歯科大学医学部に入学。卒業後は救急総合診療に従事し、多くの患者さんと接する中で、忙しい現代人が抱える病院受診のハードルの高さやヘルスリテラシーの低さ、それらによる防ぎ得た苦痛に課題を感じ、2018年6月に「病気になる前にパーソナルドクターと予防する世界」を目指し、株式会社ウェルネスを創業。2021年4月からパーソナルドクター事業を本格始動し、これまでに経営者や芸能人を中心に500名以上の包括的な健康サポートを提供している。